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【連載】デフレ時代を生き残る中小企業の海外進出支援<1>

第1回 中国への進出
~成功ためのチェックポイント~

【連載】デフレ時代を生き残る中小企業の海外進出支援<1>

 今、全世界の目が中国に注がれている。どこへ行っても中国に関する記事を目にする。これから5年後、10年後を見据え、中国への進出を検討している企業が多いのも実情だろう。「もうこれから中国では遅いか」という質問も受けるが、そんなことはない。ただし、各国企業が集まる中国では「しっかりとした方針」と「道しるべ」を持ってビジネス展開する必要がある。
 本稿では中国へ進出した様々な日系企業の事例より、中国進出を成功させるためのチェックポイントと注意点を解説する。

投資目的の明確化

 まずは、中国進出の目的を明確化することが重要である。目的は大きく「コストダウン(製造輸出型)」もしくは「新規市場開拓(国内販売型)」に2分されると思う。それぞれの場合について、当該目的達成の可能性について検討することが重要である。

必要十分な事前調査

 ビジネスの基本は「ヒト」「モノ」「カネ」である。それぞれの確保は可能だろうか。中国では期待するレベルのものが安定的に供給されるとは限らない。物価も上昇している。特に人件費については毎年10%超の上昇を続けている。中長期的な視点でフィジビリティスタディ(費用対効果調査)を実施することが重要である。

適切な事業形態の選択

 中国進出にあたっては、事業形態を選択することも重要である。進出目的や事業内容を考慮した上で決定する。特に自社の「強み」「弱み」を見極め、それに合った形態をとることが大切である。最近は、製造輸出型の場合は「独資企業」、国内販売型の場合では「合弁企業」の形態をとる場合が多いと言える。また「合作企業」とは契約によって当事者間の権利、義務を取り決めるもので、中国独特の企業形態だが、近年では減少している。

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